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がん検診について
ポリープ(子宮頸管ポリープ・子宮内膜ポリープ)切除術
子宮頸部軽度・中等度・高度異形成・上皮内がん(経過観察又は円錐切除術または子宮全摘出手術)
子宮頸部がん
子宮頸がんは主に性交渉によって子宮の入り口にヒトパピローマウイルス(HPV)が感染することによって引き起こされます。ヒトパピロ―マウイルスはイボのウイルスで150種類以上あると言われており皮膚に感染するタイプを粘膜に感染するタイプがあります。ヒトパピロ―マウイルスに感染してもすべての方が頸がんになるわけではありません。ほとんどの場合、免疫力によって消えてしまいます。子宮頸部がヒトパピロ―マウイルスに感染して長期の感染で細胞にがんではない異常(子宮頸部、軽度中等度、高度異形成)が見られそれから何年かたって前がん状態へと進行していきます。また、前がん状態になってからでも正常になることがありますが、最終的にはがんになる方が多いです。頸がんの原因の大半はヒトパピロ―マウイルスの中でも16型、18型でがんへの進行がはやく発がん性があります。
・検査 (細胞診、組織診)
子宮体がん
子宮体部の内膜に生じるがんを子宮体がんと言います。体がんは、エストロゲンがプロゲステロンに比べ相対的に多くなる状態が長期間続くことで引き起こされます。年齢的には更年期に差し掛かる頃から発症率が増加します。出産歴のない方、肥満、高血圧、糖尿病の方はリスクが高く、近年若年性体がんも増えています。不正出血のある方や子宮内膜が厚い方急に大きくなった子宮筋腫、60歳を超えて子宮の大きい方は要注意です。また、細胞診・組織診でもでない肉腫もまれにありますので検診は大切です。
・検査 (内診・細胞診・組織診・超音波検査)
乳がん
乳房、乳首にしこり、くぼみはないか?
乳首から乳汁は出ないか?
脇の下、首のリンパ節のしこりを診ます。
検査(問診、視触診断、超音波診断)
卵巣のう腫
卵巣の中には、卵子のもとの細胞が入るので多く異なった細胞があるために卵巣にできる膿腫は多くの種類があります。そして卵巣の中袋状のものができその中にできるものによって分けられています。
- 水液性腺腫:袋の中に水のようなものがたまったもの
思春期以降年齢を問わず多いタイプ - 粘液性のう腫:袋の中にねばねばした粘液が溜まっている閉経後の女性に多いタイプ
- 皮様性のう腫:袋の中に髪の毛や歯・骨・皮脂などが含まれてものが溜まっている人体の元となる胚細胞にできる。20代~30代の女性に多い。
- 子宮内膜性のう腫 子宮内膜症が卵巣内に発症したもので月経の度に出血が貯留します。(チョコレート膿腫)
※チョコレートのう胞はお薬と漢方治療でできますが、その他は薬物治療がないため、経過観察になりますが5cm以上になってくると茎捻軽や破裂して緊急手術することがあります。
卵巣がん(悪性腫瘍)
卵巣には多類の卵胞が存在します。表層上皮、胚細胞、性ホルモンを作り出す細胞があり、これらの組織の間にある門質細胞からなっています。卵細胞を成熟させ排出される臓器です。
思春期から更年期までの性成熟期には卵胞ホルモン、黄体ホルモンの女性ホルモンを分泌する器官で内分泌器官とも言います。卵巣がんはタイプは異なりますが、幅広い年齢層の方がかかります。
症状に乏しく無症状のうちに進行します。
進行してからの症状は下腹部の不快感、腹部の張り、腰痛、頻尿、便秘などです。さらに腹膜と広がって進行すると腹部に腹水がたまり腹部が膨らんでくることがあります。貧血にもなります。
原因として、食生活、肥満、子宮内膜症、多のう胞性卵巣症候群など卵巣に関わる病気は危険因子となります。近親者に卵巣がんにかかった人がいる場合、卵巣がんの多くは遺伝する病気ではありませんが、遺伝性のがんともいわれています。また初潮が早い方、閉経が遅い方、妊娠、出産経験が少ない、経験がない方、高血圧、糖尿病、たばこなども要因とされています。
高脂肪食、乳製品の摂りすぎにも気をつけましょう。
その他の検査
血圧脈波測定(血管年齢検査)
血管内を流れる血液の速さや上腕と足首の血圧を測り全身の動脈の硬さ、血管のしなやかさや詰まり具合の検査をします。個人差はありますが、一般的に血管は加齢と共にだんだん硬くなっていきますが、お若い方でも血管が硬い方がいらっしゃいます。
・血管が硬いと起きる疾患
動脈硬化、高血圧、高脂血症、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳血栓など
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